◆ 墓石に使われる代表的な石材をご紹介いたします。
日 本
日本産石材は、日本の風土に合った性質で、そのほとんどが古くから石材として使用されてきた歴史があります。しかし、近年は外国産石材が多く輸入され、価格的にも日本産石材は高額になり、価格的に手頃な外国産石材の使用が多くなっています。日本産石材に興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
宮城県
日本の東北地方に位置する県。県庁所在地は仙台市。
宮城県産の磐梯みかげ石は、東北地方を代表する銘石のひとつで、採掘場所は「吾妻みかげ」の採石場より少し離れ場所にあります。 深い青味のある美しい石目を持ち、繊細でしっとりとした重量感あふれる石質が特徴で、硬度があり、吸水率が低いので耐久性がある石材です。 時間が経つにつれて、味わいがでる人気のある白御影石です。
宮城県産の吾妻みかげ石は、深い青みのなかに繊細なしっとりとした風格を醸し出す石目で、水はけが良く、色あせの少ない最高級石材です。 昭和45年の採掘以来全国で愛されている石材です。
福島県
日本の東北地方に位置する県。県庁所在地は福島市。
福島県産の紀山石は、1982年から採掘が開始され、国産の石の中では比較的まだ歴史の浅い石です。 みちのく産らしい粘りを持った石質で、細目の粒子が美しく気品をそなえた深みのある色合いが特徴の白御影石です。
福島県産の磐梯みかげ石は、落ち着きのある石目と青みを帯びた色合いで、ほとんど錆が出ることなく経年変化に強くツヤ持ちの良さにも定評があります。 石質は硬さと粘りを兼ね備えているために角欠けしにくいのも滝根みかげの特徴です。
茨城県
日本の関東地方に位置する県。県庁所在地は水戸市。
茨城県産の稲田石は、主に石英(薄い灰色)、長石(白色)、黒雲母(黒色)の3つの鉱物で構成される花崗岩のなかで、稲田石は白色の長石が60%を占めていることから、その色調が特徴づけられています。 白く澄んだ石肌、均整の取れた石目、耐久性に優れた硬い石質を特徴とします。
茨城県産の真壁石は、高硬度で退色しにくいのが特徴で、硬質で吸水率が低いほか結晶の変化が美しく自然焼けしにくい点も真壁石の人気の理由です。
岡山県
日本の中国地方に位置する県。県庁所在地は岡山市。
岡山県産石材の万成石は、優しい淡紅色が特徴で通称「桜御影」と呼ばれています。桜色の淡く柔らかい色の石のイメージなのですが、国内石の中でも特に硬質な石材です。
香川県
日本の四国地方に位置する県。県庁所在地は高松市。
香川県産石材の庵治石は、「墓石のダイヤモンド」とも言われ、グレー系の色目が特徴で国内でも最高峰とされる石材といわれています。
石質は、吸水率が低く硬度が高いため、長年にわたって品質が維持されやすく、希少価値が高いため、たいへん高額になりますが最高級の墓石を選びたい方におすすめの石材になります。
愛媛県
日本の四国地方に位置する県。四国地方では最も人口が多い県。県庁所在地は中核市指定の松山市。
愛媛県産石材の大島石は、グレー系の色目が年月を経過すると、徐々に青みがかっていくのが特徴です。吸水率が低いため、湿度の高い日本の気候にあった石材といえ、耐久性に優れ経年劣化もしづらいです。おもに西日本で人気があります。