お墓を建てる

◆お墓を建てるまでの流れをご紹介します。


「お墓を建てたいんだけどどうしたらいいの?」とお考えの方、ぜひお気軽にお電話ご連絡ください。

お客様のお墓に対する想いをかたちにするお手伝いをいたします。

長年の経験と実績で得た知識とCAD図面により、分かりやすいご案内・ご説明をいたしますので安心です。

下記にて、STEP-1~STEP-8 に分けてご紹介していますので、お墓を建てる参考にしてください。


STEP-1 <確認>


◆ まずは、初めに確認を

S1-① ご家族でお墓を建てる事のお話をし、お墓に対するご家族の想い・お考えを確認する。

予めご家族でお話しておく事で、後々のトラブルを防ぐことが出来ます。

 

S1-② どのくらいのご予算が可能かもご確認しておく。

予定予算やお支払方法などを予め確認しておくことは大変大事なことになります。

 

S1-③ 墓地の現場確認をしておく。

建墓する墓地の隣や周りの状況などを予め現地にて確認することは大変大事なことになります。

 

S1-④ 墓地寸法がどのくらいか確認しておく。

墓地寸法を知ることは、隣との境界確認は、トラブルの原因にもなりますので大変大事な事です。

◆ 注意点-1

インタ-ネット等でお墓の情報を調べることは当然すると思いますが、お墓は地域性が非常に強いもので違う異なる地域の情報が自分たちの情報に合わない場合が大変多いので、あくまでも参考にする程度が良いと考えます。

特に石碑の価格に関する情報は、確かな内容表示がなく安易な価格だけが表示されている場合注意が必要です。

お墓に使用される石材も大変種類があり、石材材料価格も産地などで大きく変わります。高級白御影石や最高級黒御影石などと記載があり石材名称が無いものは、原材料にどんな石材を使用しているのか不明なので大変注意が必要です。

インタ-ネットでの情報は、イメ-ジ程度で考えて頂いた方が良いと思います。

STEP-2 <伝える・選択>


◆ 要望・希望を伝えお見積り・図面作成を依頼する

2-① 墓石店に、電話連絡し打合せの予約をする

予め墓石店に電話連絡し、都合の良い日時を決めておくことで安心です

予め連絡を取り、店舗・自宅・墓地など、どこで打合せするか相談しておく。

 

2-② 要望を伝える(図面作成資料として)

予め要望・希望などがある場合は、最初に伝えることは大事なことになります。

ご家族で何かご要望や故人に関係するものがあれば是非お話頂ければよいと思います。

すべてが実現可能とは限りませんが伝える事で、その後の設計図面作成の参考になります。

予定予算などが決まっている場合は、予め伝えておく事は大変大事なことになります。

 

2-③ 石碑形状の選択(石屋さんのアドバイスあり・図面作成資料として)

お墓の形状は、和型・洋型・横型などがありますので、どの形状で作製するか選択をする。

迷う場合は、複数決めておき図面作成後に決定してもよいと思います。

 

2-④ 石種の確認をする(石屋さんのアドバイスあり・図面作成資料として)

どのような石種で、作製するか石屋さんのアドバイスをもとに石材の選択をする。

設計図面作成時に、石種変更によるイメ-ジの違いの確認もできます。

 

2-⑤ 墓地の確認をする(図面作成資料として)

お墓の価格に大きく関係してくるのが、墓地の状況になります。建墓機材が必要か?地形はどうか?などの確認。

 

2-⑥ 墓地寸法の確認(図面作成資料として)

墓地寸法は図面作成時に必要な情報になります。また墓地境界確認も立会いで行うことでトラブルを避ける事が出来ます。

 

2-⑦ 法要予定

法要など予定が決まっている場合は、予め石屋さんに伝えお墓の建墓が間に合うか相談する事は、重要なことになります。

◆ 注意点-2/図面作成に必要な選択事項

1. 石碑形状の選択 > 和型・洋型・横型・デザイン墓石の選択など

2. 石碑石種の選択 > 国産石種や外国産石種の選択など

3. 外柵の選択 > 外柵の有無やデザインをどのようにするかの選択など

4. 外柵石種の選択 > 国産石種や外国産石種の選択など

5. 基礎コンクリ-ト工事の選択 > 基礎コンクリ-ト工事内容など

6. 香炉形状の選択 > 防風香炉(扉付き)・耐雪型香炉の選択など

7. ステンレス金具の選択 > ロウソク線香立てや花立金具の選択など

8. 墓誌の選択 > 墓誌の有無や形状の選択など

9. 塔婆立の選択  > 塔婆立の有無や形状選択など

10. 灯篭の選択 > 灯篭の有無や形状の選択など

11. 置石の選択 > 置石の有無や形状の選択など

上記項目内容により、お見積り・CAD図面作成が行われます。

STEP-3 <確認>


◆ お見積り・図面内容の確認をする

3-① お見積り内容の確認

お見積り内容の確認を行います。依頼内容に基づいて作成されているか不明な点はないかなど。

 

3-② 図面(線図)内容の確認

事前に選択・確認した内容の通りの図面(線図)が作成されているかデザイン内容はどうか確認を行います。

図面(線図)内容で変更点などがあれば、その内容変更の要望を伝え図面(線図)の再作成を依頼します。

 

3-③ カラ-画像サンプル内容の確認

事前に選択した、石種を割当てたカラ-サンプル画像が作成されるので確認を行います。

図面(線図)と違いカラ-サンプル画像は完成イメ-ジが分かりやすい資料になります。

希望石種の変更などがある場合、カラ-サンプル画像の再作成を依頼します。

 

◆ 注意点-3/図面内容の変更はよく考えてから

1.図面内容の変更

図面(線図)・カラ-サンプル画像の内容の変更希望は、変更内容を良く考えてから石屋さんと相談し行いましょう。

 

◆ 注意点-4/相見積もりについて

 1.相見積もりのマナ-

高額な墓石購入は、相見積もりを行う場合もあると思いますが、石屋さんから作成してもらった、お見積り・図面を他社に持ち込んでの相見積もりの依頼は、やめましょう。

※当社では、他社のお見積り・図面等の持ち込みによる相見積もりのご依頼は、お断りしております。

STEP-4 <契約(重要)>


◆ お墓の製造依頼をする

4-① 契約

お見積り・図面内容の確認が完了しましたら、契約資料の記入作成になります。

契約書内容の確認をし、製品完成まで書類(契約書・最終決定図面・最終決定カラ-サンプル画像)の保管・管理をします。

 

4-② 製品製造

契約書の作成が完了しましたら、図面内容に基づき製品の製造・加工が始まります。

製品内容にもよりますが、当社ではだいたい平均して加工期間は、1か月~1か月半くらいはかかります。

※契約書(発注書)の内容をもとに製品の加工製造がはじまります。

※当社では、製品の半数以上が受注生産になります。

◆ 注意点-5

1.契約解除について

契約書を受け取った日から8日以内はクーリングオフにより契約解除が行えますが、契約までにかかった経費(図面等作成費用・出張経費など)の請求は行われる場合がありますのでご了承ください。また、期間が過ぎ製品製造加工が進んだ状態・完成した状態での契約解除につきましては、契約解除が出来ない場合や製品製造に係る損害賠償請求等を行う場合が発生いたします。

STEP-5 <文字>


◆ お墓に彫り込む文字・家紋等の依頼をする

5-① 墓石に彫り込む文字・家紋等の確認

製品が製造加工されるまでに、墓石等に彫り込む、文字・家紋・戒名などを確認し決定します。

例-1

竿字/表字 〇〇家・〇〇〇家之墓・希望文字 など

竿字/裏字 令和〇年〇月吉日 〇〇〇(施工者名前) 建之

家紋 家紋の有無(家紋の確認)

外柵/門柱 〇〇家・屋号など

花立 お花のデザイン彫りなど(希望者のみ)

彫り込んだ文字等の塗装 白・黒・シルバー など

 

5-② 彫り込み文字の選択

墓石に彫り込む文字の書体の選択を行います。

①墓石店で予め用意されている墓石用文字の使用(楷書・行書など)サンプル資料あり

②オリジナル性を生かし彫り込み文字を自分で書いたものを用意する。(作成された物を石碑に写し彫り込みます)

※墓石に彫り込む文字は、誤字等の無いように確認を行いましょう。石に一度 彫り込むとやり直しができません。 

◆ 注意点-6

1.彫り込む文字・家紋などの変更等

文字・家紋などの彫り込み作業は、お墓の製造加工の最終工程になりますので、それまでに、文字・家紋などの確認をし、変更等がある場合は早めに石屋さんに伝えましょう。

 

2.戒名依頼時の注意点

お墓の墓誌等に、戒名彫り込み依頼をする際はとくに注意が必要です。打合せの際に、お位牌の写真またはお位牌を持参し書かれている戒名等の文字の確認を行います。書かれている文字が旧書体や特殊な文字の場合がありますので、この作業はとても重要になります。当社では、特殊文字の作成も行い対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

墓誌等に彫り込む、戒名・亡くなられた日・俗名・享年(行年)は、お位牌をもとに作製されます。

STEP-6 <着工>


◆ お墓の建込据付作業になります

6-① お墓建込作業工程

こちらで、紹介している作業工程は、標準的なもので、更地で古墓等がなく新しくお墓を建てる場合になります。

お客さんの墓地状況により、作業内容・作業工程も変わりますのでご了承ください。

 

建込工程-1

お墓を建てる場所の確認を行います。

※今回の場合は、更地で古墓等がなく新しくお墓を建てる場合になります。


建込工程-2

敷地の掘削作業になります。

※こちらの作業は、現場の敷地状況に応じて変わる場合があります。


建込工程-3

排水パイプ設置作業になります。

※こちらの作業は、現場の敷地状況に応じて変わる場合があります。


建込工程-4

採石配置後、敷地の転圧作業になります。

※中央部分は、納骨堂下部になります。

 


建込工程-5

型枠設置・鉄筋設置作業になります。

※中央型枠部分は、納骨堂になります。

 


建込工程-6

コンクリ-ト施工作業になります。

※中央型枠部分は、納骨堂になります。

 


建込工程-7

コンクリ-トが硬化し型枠を取り外した状態になります。

※コンクリ-ト硬化には、数日必要になります。

※中央型枠部分は、納骨堂になります。

 


建込工程-8

製品据付取付作業になります。

※当社では、製品の接着に専用の石材用接着剤を使用しております。

※画像のものは、シーリング材ではありません。

 


建込工程-9

専用L型金具(ステンレス製)にて製品と製品をボルトでアンカ-固定します。

 ※製品と製品を金具で固定することで、凍結や地震等での製品のずれを防ぐことが出来ます。


建込工程-10

製品(外柵)が据え付けられた状態になります。

※中央型枠部分は、納骨堂になります。

※納骨堂横のパイプは、納骨堂の通風を行うためのものになります。

 


建込工程-11

製品(外柵)にコンクリ-ト施工をした状態になります。

※中央型枠部分は、納骨堂になります。

 


建込工程-12

製品(外柵)に貼石施工をした状態になります。

こちらの工程は、ご依頼内容に応じて変わる場合があります。

 


建込工程-13

石碑本体の組立、専用接着剤使用・耐震棒設置作業になります。

 


建込工程-14

石碑本体の組立、専用接着剤使用・耐震棒設置作業になります。

 


建込工程-15

作業工程終了、お墓の完成になります。

 


STEP-7 <お引渡し>


◆ お墓のお引渡しになります

7-① 完成したお墓の確認

お墓が完成したら、お墓のお引き渡しを行います。

予め、墓地にて会う期日を石屋さんと決めておきます。

契約書・図面(線図)・カラ-サンプル画像の内容のように完成しているか、現地にて石屋さんと共に確認を行います。

 

7-② 石屋さんからの説明

製品について伝えるべき事がある場合は、石屋さんから説明があります。

①製品各部の説明(墓誌・塔婆立・香炉などの使用方法)

②納骨方法の説明

③お墓の掃除の仕方の説明

④お墓での避けるべき事の説明

など

 

7-③ 全優石ダブル保証書の発行

当社では、全優石ダブル保証書を発行しております。

全優石認定店でお墓を建墓されると全優石が発行する保証書がついています。(一部除外があります)

まずは建てた石材店が責任を持って対応すること、万一建てた石材店が倒産・廃業した場合、組織全体でそのお墓を守る全優石の“ダブル保証制度”システムです。全優石だからできる信頼の証です。

STEP-8 <お支払>


◆ お墓が完成したらお早めに

8-① 完成したお墓の支払い

製品が完成しお墓のお引き渡しが済みましたら、請求書が発行されますので記載金額を指定口座等にお支払いをお願い致します。

直接のお支払いにも対応いたしますので、ご連絡ください。

 

8-② ご入金確認後に領収書の発行

請求金額のお支払いが済み確認ができましたら、領収書の発行を致します。

◆上記内容が全て終了すると、お墓を建てる工程が終了になります。


★補足 <お魂入れ/開眼法要>


◆お魂入れ/開眼法要

補足-① お墓が完成したら忘れずに!

お墓を新しく購入し完成したお墓に、お寺の住職様より、お魂入れ/開眼法要を行ってもらいお墓に魂を入れる儀式を行います。

お魂入れ/開眼法要が行われてお墓にお骨が納められる状態になるわけです。

まずは、お寺の住職様に相談し、お魂入れ/開眼法要の期日を予約し、準備するもの等を確認します。

この、お魂入れ/開眼法要の内容も各宗派・お寺により個々違いがありますので、お寺に直接相談することをお勧めします。

お墓ができたら、なるべく早めにお魂入れ/開眼法要を済ましておく事もお勧めします。

 

※新しいお墓へ魂を入れる儀式名称・・・お魂入れ・開眼法要・開眼供養・建碑式(けんぴしき)・墓開き(はかびらき)など

※お悔みがきっかけの購入は弔事とされ、生前の購入はお祝い(寿陵/じゅりょう)とされています。

 

補足-② 寿陵/じゅりょう

生前にお墓を建立することで、一般的に長寿を願うめでたいお墓といわれます。急激に進む高齢化社会を迎え、多くの方が早めに自分たちの墓地を用意したいと考えており、近年購入動機として増加しています。

お墓の相続は「祭祀財産」とみなされ、相続税がかからないため、税制上の対策にもなります。